2018年7月28日(土)、甲子園のカフェ&古本「サニーハウス」さんにて「チャリティ・ブクブク交換」を開催しました。
過去、何度か、チャリティを目的としたブクブク交換を開催してきましたが、甲子園では初めてです。今回、ブクブク交換の参加者7名、見学2名。内訳は、お店の常連さんがお二人、地元甲子園の方がオーナーさんもいれて4名と、地域密着型開催にふさわしい構成かと思います。
選書のテーマは開催時期に合わせて、「夏だ!、海、山、行楽地とかで読みたい本」と「おすすめ本」。いつものように、それぞれのテーマでどんな本が紹介されるのかが、楽しみでしたが、紹介された本は次の通りです(順不動)。
・『サマーバケーションEP』:古川日出男
・『さようならコロンバス』:フィリップ・ロス
・『日常学事始』:荻原魚雷
・『教科書に載った小説』:佐藤雅彦
・『人を助けるすんごい仕組み』:西條剛央
・『ごちそうさんレシピブック』:朝日新聞出版社
・『ひとりで歩く神戸』:京阪神エルマガジン社
・『佐野洋子の単行本』:本の雑誌社
・『味』:秋山徳蔵
・『洟をたらした神』:吉野せい
・『みつばち古書部ZINE』(おまけ:水に眠る、元気でいてよ、R2-D2)
・『星とくらす』:田中美穂
ごらんのように、ノンフィクション(実用書、エッセイ、評伝など)多めです。何回かブクブク交換を開催していますが、だいたいこんな傾向のような気がします。個人的には、読むのはフィクション/ノンフィクション半々ながらも、ブクブク交換でお勧めするのは、ほぼ小説が多いので、いつも不思議に思っているところです。まあ、だからこそ、日ごろ手に取ることのない本に出合えるという、ブクブク交換の魅力があるのでしょう。
アンケートの回答では、「面白かった」「楽しかった」「本の分野が様々でいいですね!」との感想をいただきました。「次回も参加したい」という方が多かったので、楽しんでいただけたと思います。
サニーハウスさんも「いつでもどうぞ」と言っていただきましたので、また、第2回も企画します!
<今回の交換本>
今回のチャリティ・ブクブク交換会は、国際NGOルーム・トゥ・リードのボランティアグループである関西チームが主催しました。参加者の皆さんの参加費は関西チームを通じて、ルーム・トゥ・リードに寄付されます。ルーム・トゥ・リードの活動については、下記をご覧ください。
【サニーハウスさんについて】
閑静な住宅街にあるカフェ&古書「サニー・ハウス」。JR甲子園口と阪神甲子園の二つの駅に対して程よい距離感で位置しています(住所:兵庫県西宮市甲子園三番町4-13 2F)。オーナーの杉原さんが、ご自宅の2階を改造して、17年6月にオープンしました。
店内には、古書のいっぱい詰まった書棚が並び、杉原さんの秘蔵の本以外なら購入も可能です。特に、海外文学と児童書に強いようです。私は早速、ジョン・アップダイクの『走れウサギ』を購入。ドリンク類のお値段もリーズナブルで、休日の午後など、本に囲まれてゆったりと時間を過ごせること保証付きです(^^)
<サニーハウスさんの外観(二階部分)>
<店内写真>
杉原オーナー(中央)と今回イベントの陰の仕掛人さん。影の仕掛人さんは、趣味の古本活動の屋号「おいしい絵本やさん」で活躍中。
【ルーム・トゥ・リードについて】
ルーム・トゥ・リードは、途上国の子どもたちへの教育機会支援を行っている国際NGOです。1999年に、アメリカ人の創設者ジョン・ウッドにより設立され、現在は世界各地で活動を行っています。
ルーム・トゥ・リード・ジャパンは、2007年に東京チャプターとして立ち上げられ、2017年に認定NPO法人資格を得ました。
詳しい活動については、ホームページ及びFacebookページをご覧ください。
ホームページ:http://japan.roomtoread.org/
サポーターズブログ:http://roomtoreadjapan.org/
Facebook:https://www.facebook.com/RoomtoRead.Japan
ルーム・トゥ・リード関西チームについて
ルーム・トゥ・リードの関西在住のサポータ(ボランティア)で結成したチームです。関西地区で、チャリティを目的としたイベントをいろいろと企画・開催しております。ブクブク交換についても、2013年ごろから、チャリティ目的での開催を行っておりました。
詳しい活動については、以下をご覧ください。
ホームページ:http://www.rtr-kansai.typepad.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/ルームトゥリード-RoomtoRead-関西チーム-303097579720584/
NHK「おはよう日本」のまちかど情報室で紹介されました。
神保町花月で吉本芸人さんとブクブク交換(テリー植田オフィシャルブログ)/東京
2014年11月27日放送のテレビ埼玉「ごごたま」の生放送で、ブクブク交換をザ・たっちさん、山田香奈子アナウンサー、吉村博之さん(トーハン)とやってきました。
私は、「豆腐百珍 百番勝負」を、ざ・たっちさんは「銀座のすし」を、吉村さんは、「日本懐かし自販機大全」を、山田アナウンサーは「祝婚歌」を紹介しました。
テレビ番組の生放送でブクブク交換を開催したのは初の試みです。
http://www.teletama.jp/gogotama/
ブクブク交換をモンゴルのウランバートルで開催してきました。
どうしてモンゴルで開催するチャンスをもらったかと言うと、モンゴルの旅行会社社長をしているムンクオールさんが、ウランバートルの中学校でブクブク交換をやりませんか?とメールをくれたのがきっかけでした。
モンゴルの本を日本語に翻訳してくれる人を探していたようですが、たまたまブクブク交換のサイトを見つけてくれたのです。
そして、ウランバートルの中学校のマネージャー、校長先生にブクブク交換を学生、先生らでやる企画を通してくれたのです。
僕は、モンゴルには、行ったことがありませんでしたが、大好きな作家である開高健先生がチンギス・ハンの墓を探すプロジェクトをやりにモンゴルに行っていたので、このチャンスにモンゴルに行ってみたいと思ったのです。
メールでぜひ、ブクブク交換をやりましょう。と返事をしました。
なんとなく学校の教室に数人が集まりアットホームなかんじなものになると勝手に想像してましたが、行ってみると大きな中学校で、催しをやる体育館のようなホールには50人以上の学生と先生たちが本を持って集まっていました。
驚くことに、僕が来た歓迎に、日本語の歌を学生たちが披露してくれました。
父親が大好きだった『北国の春』(千昌夫)がBGMとして演奏されたのも驚くばかりで嬉しかったです。
歓迎のセレモニーが終わると私が、ブクブク交換の説明をしました。
日本では、図書館や書店がたくさんありますが、本について話す場所、機会がなく淋しく思っていたことを話すと拍手が起こりました。
モンゴルと日本が本を入り口にして国際交流ができたらとこの時、強く思ったのです。
ウランバートルでのブクブク交換は、日本でのスタイルと変えてやりました。いつもなら、本を持ち寄った学生、先生らで交換するのですが、この時は集まった本を日本に送り、今度は日本から絵本などをモンゴルに送る約束をしました。
集まった本は、私がダンボールに詰めて船便で送ってもらうようにお願いしました。
継続的に日本の本をモンゴルに送りたいなと思います。本だけでなく、缶詰やそうめんやお茶漬けのもとや調味料、服なども送ったら喜んでくれると思いました。
みんなが持参してくれた本は、モンゴルの写真集やチンギス・ハンの本、歴史の本でした。
これらの本を日本人に読んで、モンゴルを知って欲しいというメッセージです。
このメッセージと本をもらってくれる日本の学校を探して、ウランバートルの学校に本を送りたいと思います。
モンゴルに興味ある学校、図書館、出版関係者のみなさん、ぜひご連絡ください。
モンゴルから日本文化を見た場合、相撲の横綱白鵬はスーパースターですが、相撲以外にもいろんな文化が日本にはあります。本などを通じて、日本のいろんな文化に触れるチャンスをモンゴルの方々は待っています。
これから、日本でモンゴルイベントを企画したり、書店でモンゴルフェアをやったり、日本とモンゴルの国際交流になるイベント企画をしたいと思います。
行ってみて驚きましたが、モンゴルには、日本製があふれていました。
車は、TOYOTA。化粧品は、資生堂、カネボウ。家電はTOSHIBA。
レストランには、ラーメン。醤油やポン酢、レトルトカレーや豆腐もありました。
あとは、人とのコミュニケーションを生みたいですね、本を通じて。
(右がムン・クオゥールさん)
私をモンゴルに呼んでくれて、親切なアテンドをしてくれたムン・クオゥールさんの旅行会社はこちらです。
http://www.travel-plaza.co.jp/tour_mongol.html
(『ブクブク交換』発案者 テリー植田)