ブクブク交換をモンゴルのウランバートルで開催してきました。
どうしてモンゴルで開催するチャンスをもらったかと言うと、モンゴルの旅行会社社長をしているムンクオールさんが、ウランバートルの中学校でブクブク交換をやりませんか?とメールをくれたのがきっかけでした。
モンゴルの本を日本語に翻訳してくれる人を探していたようですが、たまたまブクブク交換のサイトを見つけてくれたのです。
そして、ウランバートルの中学校のマネージャー、校長先生にブクブク交換を学生、先生らでやる企画を通してくれたのです。
僕は、モンゴルには、行ったことがありませんでしたが、大好きな作家である開高健先生がチンギス・ハンの墓を探すプロジェクトをやりにモンゴルに行っていたので、このチャンスにモンゴルに行ってみたいと思ったのです。
メールでぜひ、ブクブク交換をやりましょう。と返事をしました。
なんとなく学校の教室に数人が集まりアットホームなかんじなものになると勝手に想像してましたが、行ってみると大きな中学校で、催しをやる体育館のようなホールには50人以上の学生と先生たちが本を持って集まっていました。
驚くことに、僕が来た歓迎に、日本語の歌を学生たちが披露してくれました。
父親が大好きだった『北国の春』(千昌夫)がBGMとして演奏されたのも驚くばかりで嬉しかったです。
歓迎のセレモニーが終わると私が、ブクブク交換の説明をしました。
日本では、図書館や書店がたくさんありますが、本について話す場所、機会がなく淋しく思っていたことを話すと拍手が起こりました。
モンゴルと日本が本を入り口にして国際交流ができたらとこの時、強く思ったのです。
ウランバートルでのブクブク交換は、日本でのスタイルと変えてやりました。いつもなら、本を持ち寄った学生、先生らで交換するのですが、この時は集まった本を日本に送り、今度は日本から絵本などをモンゴルに送る約束をしました。
集まった本は、私がダンボールに詰めて船便で送ってもらうようにお願いしました。
継続的に日本の本をモンゴルに送りたいなと思います。本だけでなく、缶詰やそうめんやお茶漬けのもとや調味料、服なども送ったら喜んでくれると思いました。
みんなが持参してくれた本は、モンゴルの写真集やチンギス・ハンの本、歴史の本でした。
これらの本を日本人に読んで、モンゴルを知って欲しいというメッセージです。
このメッセージと本をもらってくれる日本の学校を探して、ウランバートルの学校に本を送りたいと思います。
モンゴルに興味ある学校、図書館、出版関係者のみなさん、ぜひご連絡ください。
モンゴルから日本文化を見た場合、相撲の横綱白鵬はスーパースターですが、相撲以外にもいろんな文化が日本にはあります。本などを通じて、日本のいろんな文化に触れるチャンスをモンゴルの方々は待っています。
これから、日本でモンゴルイベントを企画したり、書店でモンゴルフェアをやったり、日本とモンゴルの国際交流になるイベント企画をしたいと思います。
行ってみて驚きましたが、モンゴルには、日本製があふれていました。
車は、TOYOTA。化粧品は、資生堂、カネボウ。家電はTOSHIBA。
レストランには、ラーメン。醤油やポン酢、レトルトカレーや豆腐もありました。
あとは、人とのコミュニケーションを生みたいですね、本を通じて。
(右がムン・クオゥールさん)
私をモンゴルに呼んでくれて、親切なアテンドをしてくれたムン・クオゥールさんの旅行会社はこちらです。
http://www.travel-plaza.co.jp/tour_mongol.html
(『ブクブク交換』発案者 テリー植田)